2024/02/12 14:11
2024/2/12
2月の森は固く締まった雪の上を歩いて
夏場は薮で踏み入れられない場所へ行くことができます
来たばかりの頃は人の手が入っていない
木々も混み合う暗い場所だったので
冬の間に間引いたり蔓が絡むのを取り除いたり
そういうことをしていました
先日その辺りを見に行ってみると
数年前まで蔓で曲がっていた幹が
上に伸びピンとして
元気そうで場の様子も明るくて
少しほっとしました
木を1本切るにも
正しいのか間違っているのか知り得なく
時間が経って森に教えられるかたちです
冬の間に木々のことをして
雪が溶けたら土のことをして
芽吹きがはじまったら種を撒いて
そうしたらいいよと教えられたのが
ようやく暮らしになじんで
森の計画も描けるようになりました
当初の構想は森一面にハーブを植えて
ラベンダー畑も作って
それを蒸留したりお茶にしたり
憧れていましたが
元々自生している植物でも
暮らしを助けてくれるものも多くあって
森は充分に豊かでした
今年はそれらを乾燥させ
次の冬のお茶作りを季節仕事の楽しみに
加えたいと思っています